自販機で飲み物を買うのはもったいない
好きなジュースはドクターペッパー
工場内にも至るところに自動販売機が設置されており、休憩時や昼飯時に大活躍していますが「自販機で飲み物を買うのはもったいない」理由を述べていきます。
自販機で販売している飲料は100円から160円の間と仮定します。
工場勤務の先輩を例にだして試算してみましょう。
先輩は朝早めに出勤し、煙草とコーヒーで一服して仕事にとりかかります。
午前の休憩ではほとんどたばこを吸うのみですが、作業が多く汗をかいたときはたまにジュースを買って休憩しています。
お昼は社内食堂で食事をとり、喫煙エリアで仕事仲間とコーヒー片手に談笑します。
午後の休憩も同様です。
仕事が終わってからは、ダッシュしてコーヒー&煙草でキメてから帰宅しています。
社内には無料の飲料ディスペンサー(お茶と水とコーヒーのみ)があるのですが、先輩はすべて自販機で購入しています。
一番近くの自販機で販売しているコーヒーは130円ですが、これを一日に3本は最低購入しています。
単純に計算すると
一日 130*3=390 390円
一週間 390*5=1950 1950円
一か月 390*25=9750 9750円
という金額になります。先輩はたまに一日4~5本になるので(夏場はもっと多い)
1か月あたりの飲み物代が1万円を超えたりしています。
先輩の給料は手取りで20万前後だと聞いたことがあるので
円グラフにするとこんな具合
グラフをみて思うことは
あれ、意外と飲み物の占有率低いやん!
そうです。収入からの割合としてはかなり負担としては小さいのですが
これが罠であります。
先輩の口癖は「金使った覚えないけど、金ない」です。
この実態とは、一回あたりのコストが小さく、習慣的に使う出費であり
経済学ではラテマネーと呼ばれています。
ラテマネーとは喫茶店などでふと飲むカフェラテで浪費しているお金が由来ですが
先輩も同様に休憩時の煙草休憩のお供であるコーヒーで浪費をしていたのです。
ラテマネーの存在に気づけない先輩は決してお金もちになることはできないでしょう。
金額うんぬんではなく、自分の消費行動・浪費・お金の使い方に関して興味がなくただ欲求のままに金を使っていることがもったいないのです。
それでも
工場労働者にとって煙草とコーヒーの休憩は日々の活動の源、
一刻千金であり、これがなくては始まらないのであります。